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ワークショップ活動

withコロナ,afterコロナのモビリティを考える

座長:
京都大学大学院工学研究科
都市社会工学専攻
准教授 松島 格也 氏
■主旨

 コロナ禍で多くの人がこれまで行ってきた移動(モビリティ)を取りやめざるを得なくなった.その中には,ラッシュ時の通勤のようになくなってよかったものあれば,親しい人との会食のための移動など,早期の再開が待ち遠しいモビリティもある.コロナ禍は,これまで何気なく行ってきたモビリティの意義と価値について改めて考える機会ともなった。
 多くの都市施設は人々が集まって新しい知識を創造するために活用されてきた.過度に密な状況を避けざるを得ないコロナ禍において,そういったコミュニケーションを支える都市・交通施設についても新たな役割が求められる.このような都市施設へのモビリティについて,オンライン会議などバーチャルなものへと置き換わる可能性がある一方,対面によるコミュニケーションがより必要とされるものもあるだろう。
 本WSでは,コロナ禍で一変したモビリティの意義とそのあり方について検討する.コロナ禍が終了した後も見据えて,どのようなモビリティが必要とされてるのか,支えるべきモビリティとは何なのか,モビリティを実現する都市・交通戦略はどういったものか,などについて検討し,将来のモビリティの姿を描くことを目指す。