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ワークショップ活動

グローバル化に対応した外国人の居住環境

座長:
大阪大学大学院
工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻
教授 加賀 有津子 氏
■主旨

 世界規模で経済のグローバル化が進み、大阪は国際的な活力と魅力を持ち、多様な価値を認め合いながら持続的に発展する国際化戦略を掲げている。  成長目覚ましいアジア諸都市との競争が激化する中、大阪が国際競争力を高め、発展・成長を遂げるためには、質の高い生活環境を整備するとともに、新たなビジネスが創出されやすい環境を整備し、多様な文化や慣習への対応力を兼ね備えることで、世界・アジアから、多くの人・モノ・資金を呼び込める都市となることが必要になると考えられる。日本人・外国人が垣根なく、ビジネスや社会で活躍することで地域経済活性化が図られ、かつ、豊かで充実した生活ができる居住環境を整えることが、大阪の都市の魅力を高めていくことにつながる。  そのためには、外国人ビジネスパーソンによる都市や居住環境等のニーズ把握を踏まえながら、住まいや都市のハード的な整備だけでなく、例えば居住支援等の制度や仕組み、住まい手や住まい方も踏まえた多文化共生のコミュニティ等、様々な視点から外国人居住のあり方を考えることが望まれる。  よって本研究では、そのような観点を出発点として、グローバル化に対応した外国人の居住環境のあり方について議論していきたい。

■座長プロフィール

加賀 有津子(かが あつこ)
1987年 大阪大学工学部環境工学科卒
1987年 株式会社プラス・ワン設立参加
1989年 阪急電鉄株式会社入社
1996年 大阪大学大学院工学研究科環境工学専攻博士後期課程修了、博士 (工学)
2001年 大阪大学大学院工学研究科 現在に至る

専門
 建築・都市計画、環境デザイン、合意形成、空間情報学

主な著書
・『参加型社会の決め方』(共著、近代科学社)2004年
・『ユビキタスは建築をどう変えるか』(共著、彰国社)2007年